J SPORTSサイクルブログ

国内最大4チャンネルのスポーツテレビ局J SPORTSのサイクルブログです。

2017ブエルタ開幕、コンタドール最後のグランツール

こんにちは、宮本あさか@Nimesです。

 

今年最後のグランツールブエルタ・ア・エスパーニャが開幕します。

 

残念ながら、いつもの底抜けに陽気な雰囲気は影を潜め、ちょっと重いスタートとなってしまいました。……というのは、みなさまご存知でしょうが、スペインのバルセロナと近郊で2件のテロ事件が発生したからです。

今回ブエルタ開幕前夜のチームプレゼンテーションの前には、各チームから代表選手が壇上に上がり、犠牲となった方々へ1分間の黙祷を捧げました。出席者には黒いリボンが配られました。スペイン全土は18日から3日間の喪に服します。

気になる大会と選手たちの「安全」ですが、開催委員会は「問題ない」と断言しています。近年数度のテロの舞台となったフランスは、いまだ「国家非常事態」が解除されていない状態であり、つまり常に最高レベルの警戒態勢にあります。第3、4ステージで通過するアンドラ公国は、ブエルタ用に警備の数を増やすことを発表しました。またスペイン本土も、テロ直後に警戒レベルが最高レベルの5に引き上げられ、国土全体に厳しい警備体制が敷かれることになります。

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(プレゼンテーションは緑豊かな庭園で行われました。Photo: jeep.vidon)

 

スペイン一周なのにフランスで開幕、というのもいつもと雰囲気が違う要因だったかもしれません。ツール最終日前夜のマルセイユ個人TTでも聞こえてきたように、……チームプレゼンテーションの現場にクリス・フルームが姿を現した時に、今回も聞こえてきてしまいました。例のブーイングが(涙)。

(フランス在住の人間としてほんのちょっとだけ擁護させてもらえるとしたら、フランス人というのはサッカーフランス代表にも平気で辛辣にブーイングを飛ばすような批判精神の持ち主ですので……)

ただしフルームがプレゼンテーション壇上に上がった時には、幸いにも、聞こえてきたのは拍手だけでした。フルームもいつもの通り、丁寧に、笑顔で、分かりやすい英語でコメントを述べました。さすが英国紳士の鏡です。

 

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コンタドールは今大会用スペシャルバイクと共に。Photo: jeep.vidon)

 

でもやっぱり、プレゼンテーション会場にしんみりした雰囲気が漂った一番の理由は、アルベルト・コンタドールの人生最後のグランツールだからに違いありません。

キャリア最後の3週間で、コンタは、どんな勇姿を見せてくれるのでしょうか。グランツール7勝(+2勝)の偉大なるチャンピオンが、グランツールで表彰台に登るときは、いつだって「てっぺん」だけでした。

 

それでは。

宮本あさか@Nimes

 

 

 

J SPORTS初放送!“北極に最も近いレース”「アークティックレース・オブ・ノルウェー」全4ステージ生中継!

みなさま、こんばんは。

ツール・ド・フランスクラシカ・サンセバスティアンに続き、本日夜から「アークティックレース・オブ・ノルウェー」が開幕します。

幸せな寝不足は続きそうですね(๑•̀ㅂ•́)و✧

 

さて、アークティックレース・オブ・ノルウェーってどんなレース?

ということで、「ノルウェー」を舞台としたレースで、その名の通り「アークティック(北極)」に最も近いレースということで観客の皆様が防寒着をがっつり着ていたりノルウェーならではの大自然が見られたりと…レース展開だけではなく、風景・観客といったところも注目してみてお楽しみくださいませ₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾ 

 

昨年レースを制したのはジャンニ・モスコン(チーム スカイ)。総合優勝者には「鮭」が振舞われるそう。鮭…。鮭…。ノルウェー名産です٩(•౪• ٩)

もう鮭が異様に気になってしまいましたが、より詳しいみどころはこちらからご覧ください[↓]

www.jsports.co.jp

 

【放送予定】

≪第1ステージ≫
解説:永井孝樹 /実況:谷口廣明
8月10日 (木) 午後10:00~ J SPORTS 4

番組情報 Cycle*2017 アークティックレース・オブ・ノルウェー 第1ステージ | J SPORTS

≪第2ステージ≫
解説:中野喜文 /実況:野島裕史
8月11日(金)午後 9:30~ J SPORTS 4

番組情報 Cycle*2017 アークティックレース・オブ・ノルウェー 第2ステージ | J SPORTS

≪第3ステージ≫
解説:栗村修 /実況:野島裕史
8月12日 (土) 午後11:00~ J SPORTS 3

番組情報 Cycle*2017 アークティックレース・オブ・ノルウェー 第3ステージ | J SPORTS

≪第4ステージ≫
解説:栗村修 /実況:サッシャ
8月13日 (日) 午後10:00~ J SPORTS 3

番組情報 Cycle*2017 アークティックレース・オブ・ノルウェー 第4ステージ | J SPORTS

 

是非、J SPORTS初放送の「アークティックレース・オブ・ノルウェー」お楽しみ下さい!

 

そして、その後は好評につき第2段。

「#jspocycle TV」をJ SPORTSオンデマンド限定で配信します!

今年のツール・ド・フランス大会全容の振り返りやブエルタ・ア・エスパーニャなど8月レースのみどころを、J SPORTSサイクルロードレース実況・解説陣が語り明かします!

ツール・ド・フランスでおこったさまざまな“問題”を徹底的に朝まで語りつくします。

配信日時:2017年8月10日(木)深夜1:00~5:00(予定)

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視聴ページはこちらから[↓]

front.jsports-ondemand.com

 

もうお盆休み入りをされている方々が多いような気がしてならないですが、お盆初めにサイクルロードレース三昧で朝まで楽しんで頂けますと幸いです。

 

では、まずはこのあと午後10:00~Cycle*2017アークティックレース・オブ・ノルウェー第1ステージを是非お楽しみください。

 

良い週末・お盆をお過ごしくださいませ(*∩ω∩)

緊急配信決定! 新城幸也選手出場予定の7/29(土)『クラシカ・サンセバスティアン』J SPORTSオンデマンド限定LIVE配信。

ツールロスの皆様、こんにちは。
わたくしもツールロスとなっている者のひとりです。

 

さて、そんな皆様に朗報です(*´・∀・)

7/29(土)スペインで開催のワンデーレース「クラシカ・サンセバスティアン」をJ SPORTSオンデマンド限定で緊急LIVE配信決定。
例年ツール直後に開催されるこのワンデーレース、ツールでも活躍した選手が終わって間もないというのに集結し、ワンデーレースならではの面白さを存分に発揮し白熱のレース展開が期待できるレースなんです。

スペインのリゾート地「サンセバスティアン」で行われることから、レース名は『クラシカ・サンセバスティアン』。

優勝者にはバスク地方の民族衣装であるベレー帽が贈られることでも有名なレースなのだそう|д・)

公式サイトはこちらから>>Home Page - Klasikoa


コース断面図はこんな感じです。
コンスタントに山が出てきますね。

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さて、ここで出場予定の注目選手の名前を挙げていってみましょう。

【注目選手①“我らが日本”新城幸也】 
自身7度目のツール・ド・フランス完走を果たし、チームでももう「ベテラン」選手。
3週間の長旅直後に控えるこのスペインのワンデーレースにも調子を合わせてこれるのか!?
ツール最終ステージ、日本国旗を世界にしっかりとアピールしてくれた新城選手。
このワンデーレースでは、どのようなパフォーマンスが見られるのか!?
日本のサイクルロードレースファンは必見の内容となりそうです(*´▽`*)

 

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©Yuzuru SUNADA


【注目選手②“山の新王者”ワレン・バルギル】
ツール・ド・フランス2017 山岳賞を獲得。
ツール第18ステージのイゾアール峠を制し、世界のサイクルファンを魅了しました。
成長著しいフランスの若きスターの輝きはツール山岳賞獲得だけでは留まらないだろう!
複数日におよぶステージレースと、ワンデーレースとは展開が全く異なるが果たしてこのスペインでのワンデーレースをどのように走るのか!?
山の新王者の動きに注目(*`・ω・)ゞ

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©Yuzuru SUNADA

 

【注目選手③“奇跡の双子”サイモン・イエーツ】
ツール・ド・フランス2017 新人賞を獲得。
昨年のツールでは双子の兄弟アダム・イエーツが獲得した新人賞を、今年はしっかり獲得し存在感を示しました。
着実なレース展開で白ジャージを守り切ったその実力は、兄弟ともに折り紙つき。
果たして続くスペインのワンデーレースでの出来栄えはいかにo(・ω・。)

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©Yuzuru SUNADA


【注目選手④“昨年の王者”バウク・モレマ】
クラシカ・サンセバスティアン2016年大会 優勝者。
今年のツール・ド・フランスでも、第15ステージ勝利で世界中のサイクルロードレースファンを熱狂させた!
残り30kmの長旅を逃げ切り勝利。自身の息子も大興奮のあの感動の瞬間は多くのファンを魅了したステージとなった。
昨年の王者の意地、そしてツールではアシストに徹していたところもあったがこのワンデーレースではどんな走りを見せるのか╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !

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©Yuzuru SUNADA

 

【注目選手⑤“ジロ覇者”トム・デュムラン】
ジロ・デ・イタリア2017年大会 優勝者。
記念すべき100回記念大会で、大接戦のジロで最終ステージに見事ピンクジャージを着用したデュムラン。
今年の好調ぶりは、ジロ優勝だけでなくオランダ選手権個人TT優勝でもしっかりと証明済み。
ツールの出場は回避をしていましたが、このツール上位勢とどのようなレース展開をみせるのかに注目٩( 'ω' )و

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©Yuzuru SUNADA

 


そのほか、ツール総合2位のリゴベルト・ウランキャノンデール・ドラパックプロサイクリングチーム)、ミケル・ランダ(チーム スカイ)、グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(BMCレーシングチーム)、ティボ・ピノー(エフデジ)など、ツールに出場していた豪華メンバーが出走を予定しているわけです。

休む間もなく選手達はこの『クラシカ・サンセバスティアン』に照準を合わせてきます!

スペインで開催される唯一のUCIワールドツアーのワンデーレースで、スペインの中でも熱狂的な自転車ファンを有することで有名なバスク地方での開催となります。
そのため選手達のモチベーションもツール終わりとはいえ全く手を抜けません!

さらにこのレースをブエルタ・ア・エスパーニャに向けて再スタートとする選手もいます。フランスとはまた違う雰囲気、気候、観客となるわけなので1日のレースとはいえないがしろにできないわけです。

そのため、各チーム豪華メンバーが集結しツール直後の白熱のワンデーレースとなるわけです。皆さん、本当にタフです!!!

3週間かけた長いステージレースとは全く戦い方の異なる1日完結のワンデーレース。
ツールで上位をキープした選手達だけが活躍できるわけではないでしょう。

新王者の誕生か!?それとも、ツールでスポットライトを浴びた選手達が再び栄光を手にするのか!?
ツールロスで、サイクルロードレースを見たくてたまらない皆様に必見のレースをJ SPORTSオンデマンドでお届けいたします。

配信予定:2017年7月29日(土)午後10:30~(予定)
視聴ぺージはこちらから[⇒]http://front.jsports-ondemand.com/p/170727-1754L



さらに!!!
レース冒頭15分間程度、J SPORTS facebookアカウントサイクル部ページで、
無料LIVE配信します。どなたでもご覧いただけますので是非、ご覧ください。

配信時間:7月29日(土)午後10:30~10:45(予定) ※配信時間は多少前後する可能性がございます。
視聴ページはこちら[⇒]https://www.facebook.com/jspocycleclub/


では、スペインでの熱い戦いを是非、お楽しみください( ‘ω’ )☆

ツール2017総合優勝は誰の手に-!?終盤戦も見逃せなさそうです!

こんにちは。

連日のツール・ド・フランス中継お楽しみ頂けておりますでしょうか?

寝不足などにはなっておりませんでしょうか?

お体に無理ない範囲で、是非最後までお付き合い頂けますと幸いです!(^^)!

 

さて、今年のツールここまで色々ありました。

…いや、ありすぎました……。

<リタイアリスト(一部抜粋)>

アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム) リタイア

ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ) 失格

マーク・カヴェンディッシュ(ディメンションデータ) リタイア

■ゲラント・トーマス(チーム スカイ) リタイア

■リッチー・ポート(BMC) リタイア

■アルノー・デマール(エフデジ) リタイア

■ラファル・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ) リタイア

ヤコブ・フグルザング(アスタナ プロチーム) リタイア

フィリップ・ジルベールクイックステップ フロアーズ) リタイア ほか

 

リタイアリストが豪華すぎる(´ω`。)グスン

波乱というか、悲しいニュースが序盤から届いてくるような状況でしたが、

やっぱり家に帰ると、ツールにチャンネル合わせちゃいますよね?

(むしろ帰りの電車でオンデマンド見ちゃいますよね…?)

 

そう、改めて思いますが、ツールはやっぱり面白い!

序盤の優勝候補選手が何名かリタイアだったり不調だったりで思うようなレース運びを出来ていない状態ではありますが、それはそれでまた別の色々なドラマが起こるんです。筋書きなんてない、予想できないドラマが。

 

さて、総合優勝争い、まだまだどうなるか全然分かりません!!!

 

前評判通り、今年のツールはまさに“混戦”です。最終盤までマイヨ・ジョーヌの行方が分からない!!!

ここで改めて今後、総合優勝争いどうなっていくだろうか…という展望を注目選手含めてまとめてみました。

 

クリス・フルーム(チーム スカイ)】

やっぱり王者は強い!一時はマイヨ・ジョーヌを手放すも、相手のスキを見逃さない!

しっかりと黄色ジャージは自分が着るものだということを世界に知らしめております。

でも、2位選手とのタイム差は18秒。今日からの山岳でどうなるか…!?

王者のプライドが、マイヨ・ジョーヌを守り切れるのか!?

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©Yuzuru SUNADA

 

【ファビオ・アル(アスタナ プロチーム)】

第5ステージでその実力は証明済み。好調をキープし、一時はマイヨ・ジョーヌを奪取に成功。しかし一時の遅れをフルームが見逃さず、手放すことに。

まだまだ十分巻き返しの効くタイム差であることは本人が一番自覚しているだろう。

今日・明日の山岳ステージでのアル、そしてアスタナのチーム全体の動きに注目だ!

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©Yuzuru SUNADA

 

【ロメン・バルデ(AG2R)】

フランスの期待の星、貴公子、とにかく大人気のバルデ。

母国のプレッシャーを背負いながらもしっかりと実績を残せる選手。

昨年は終盤に待望のステージ優勝を飾りフランス全土も盛り上げた!

今年も何か終盤に仕掛けてくるのか-!?打倒フルーム、射程圏内だ。

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©Yuzuru SUNADA

 

さて、気になる今後のステージですが、

総合優勝は今日・明日開催の、第17・18ステージが注目のステージとなりそうです。

 

<第17ステージ見どころ>

アルプス2連戦の幕開け!

偉大なる伝統峠たちが終盤の選手達を苦しめる(ρε;)

第17ステージに登場するのは、「コル・ド・ラ・クロワ・ド・フェール」登坂距離24km、勾配は5.2%テレグラフ」(登坂距離11.9km、平均勾配7.1%ガリビエ峠登坂距離17.7km、平均勾配は6.9%)のフルコース。さほどキツい勾配ではない事が想像されがちだが、下りパートが散りばめられひどく険しい山道となる。

そして、上れば上るほど、つまり酸素が薄くなっていくにつれて、勾配は上がっていく。終盤戦なのに、選手達を苦しめる気しかないコースレイアウトだ。

総合優勝を狙う選手達は全く気の抜けないステージとなりそうです!

www.jsports.co.jp

 

<第18ステージ見どころ>

伝統峠、「イゾアール」の山頂フィニッシュで決まる!?

前日も過酷な山道を登るコース設定となっていたが、18ステージはもっと過酷だ。

今回でツール34回目の登場となるイゾアール(全長14.1km、平均勾配は7.3%)

100kmを越えたあたりから総合優勝争いが白熱化するだろう。

山道の中盤から傾斜は徐々にきつくなる…。

体力、知力、チーム力、プライド、意地、精神力…色々なものが交錯し誰もが“勝利”を目指して全力で闘いに来るステージとなるでしょう。見逃せませんっ!

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長くなっておりますが、早くも今年のツール・ド・フランスも残り5ステージです。

世界初のツール・ド・フランス完全生中継、お付き合い頂いたおります視聴者の皆様、本当にありがとうございます!

そして最後の最後までどうぞ、お付き合い頂けますと幸いですv(。・ω・。)

 

そして8・9月もJ SPORTSではサイクルロードレースが楽しめます!

 

◆8月・9月 放送ラインアップ◆

・旅する自転車レース「ツール・ド・フランス~絶景で振り返る104回大会~」

 2017年8月17日(木)午後10:00~

番組情報 Cycle*2017 旅する自転車レース「ツール・ド・フランス」 〜絶景で振り返る104回大会〜 | J SPORTS

 

・Cycle*2017 ブエルタ・ア・エスパーニャ

 2017年8月19日(土)~9月10日(日)※途中休息日あり

 全21ステージ生中継

ブエルタ・ア・エスパーニャ2016 : サイクルロードレース | J SPORTS

 

是非、ツール・ド・フランス以降もよろしくお願い致します(*>ω<)人

2017年ツール1回目の休息日 新城幸也選手、後悔のない走りを。

こんにちは、宮本あさか@Bergeracです。

 

待ちに待ったツール・ド・フランスの1回目の休息日が終わって、また再びがレースの1週間へと走り出しました。最初の9日間で選手たちが1596.5㎞を走破したのだとしたら、プレスカーで追いかけている我々は、すでに3000㎞近くを走ってます!!実は第1回休息日も400㎞近く自動車移動に費やしたので、あまり休息になっていないという(涙)。

 

そんな休息日に、新城幸也選手の宿泊地と訪れました。緑の芝生とツタに囲まれた、素敵なシャトーホテルでしたよ。

 

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第7ステージで第1週最後のスプリントフィニッシュが終わった直後、新城選手はこんな風に語っていました。

 

「後になって気が付くんです。なんであの時、100%の力を出さなかったんだろう……って。これが、もしかしたら、人生で最後のツールかもしれないのに。つまりは今日が、人生最後のチャンスだったかもしれないんですよね。そんなことを若い選手に言っても、『分かってるよ』って返されるだけなんですけど。みんな一応プロなので、100%でやっているつもりなんです」

 

これはチームのスプリントエース、ソンニ・コロブレッリ選手のスプリントチャンスについて話していた際のコメントなのですが、もしかして、新城選手本人にも、そんな「後になって気が付いた」ことがあったのでしょうか?

 

第1回目の休息日に、その辺を、少し詳しく聞いてみました。

 

「うーん……、まあ、そうですね。今思えば、ジロの区間3位になりましたが、あれ以来、3位以内に入れていないですし。最初のツールでスプリント5位に入って以来、スプリント5位以内にも入れていません。だからこそ、そういうチャンスが巡って来た時には、……もしも結局はダメになっても、全力でやればいいのになぁと思うわけです」

 

「今こういう風にアシストをする側になり、僕には『じゃあ今日は僕が』って思えるチャンスは、大会中に3、4回しか巡ってきません。だからこそ、余計に、そういう風に思うんでしょうね。今までは、好きなように逃げて……という感じでしたけれど、今大会はスプリントステージは動かないって完全に決まっているので。『今日はユキヤが行ってもいいよ』って言われた日には、頑張りたいなという気持ちがあります。なかなかチャンスはまわってこないので……」

 

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 (photo: jeep.vidon)

 

2009年モナコで初めてツール・ド・フランスに足を踏み入れた新城選手も、トッププロ生活9年、ツール出場7回、グランツール完走10回のベテランになりました。たくさんの経験と……小さな後悔を積み重ねて、今現在の成熟した、人間として余裕のある新城選手が出来上がっんだなぁと改めて考えさせられました。

 

2017年ツールの後半も、新城選手には、後悔しない全力の走りを期待しましょう!

 

それでは。

宮本あさか@Bergerac

 

 

 

 

 

 

ツール・ド・フランス2017現地レポート

みなさま、ご無沙汰しております、ライターの福光俊介です。

 

熱戦が続いているツール・ド・フランス2017、楽しんでご覧いただいていますか?

よかったこと、残念なことすべて含め、大会の始まりから驚きの連続で、これから争いが本格化したらどれだけ盛り上がることだろう…と楽しみは膨らみます。

ちなみに、開幕からしばらく雨続きだった天候は回復し、気温30度を超える中でのレースとなっています。

 

私は現在、フランス北東部のトロワという街に滞在しています。

この記事を書いている現地時間7月6日は、この街がツール第6ステージのフィニッシュ地点となりました。

J SPORTSの中継をリアルタイムでご覧になっていた方々は、マルセル・キッテル選手のスプリントに驚いたことでしょう。

 

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© ASO/Alex BROADWAY

 

さて、このツールではJ SPORTSに関わっている多くの日本人ジャーナリストが現地入りしています。

 

先日の宮本あさかさんのエントリーにもありましたサッシャさんのほか、ウェブサイト記事で使われる写真を撮影している砂田弓弦さん、ウェブサイト掲載の特集「ツール・ド・フランスに恋して-珠玉のストーリー21選-」を執筆された山口和幸さん、そしてレース中継でおなじみのサイクルフォトグラファー・辻啓さん。

 

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今回はスカイプ中継ということで、現場の電波状況を逐一チェックしながら情報を日本へお届けしているとのこと。

 

このツールにおけるJ SPORTSの気合いの入りようはハンパない!

テレビ中継ではスタートからフィニッシュまで完全放映ですし、ウェブサイトも前述の山口さんコラムのほか、随時更新される「ツールNEWS」、Twitter@jspocycleでのレース実況&速報レポートなどなど、あらゆる形でツール情報を配信する環境を整えています。

もちろん、いずれも有益なものですので、各々に合った形でツールの話題をゲットしていただきたく思います。

 

僭越ながら、私もツール現地入りしている“J SPORTS関係者”の1人でございますので、少々PRをさせてください。

私は今回、「ツール・ド・フランス2017現地レポート」と題して、レースとは違ったツールの素晴らしさや楽しさ、感動をお伝えするレポートを担当しています。

ステージレースは街から街への移動となりますが、スタートまたはフィニッシュ地に選ばれた街の様子や、通過する街の光景、人々の姿など、ツールを通じて見せるそれぞれの“顔”を写真と合わせて執筆しています。

 

現地時間7月6日の時点でサイトアップされたレポートは、以下の2つ。

 

www.jsports.co.jp

 

www.jsports.co.jp

 

近々、新たなレポートもお目にかかることができると思いますので、どうぞご期待ください。

 

ツール2017はまだまだ序盤戦。

この先訪れるドラマに一喜一憂しながら、歴史の目撃者になりましょう。

 

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© ASO/Thomas MAHEUX

 

それではまた、近々お会いしましょう。

 

福光 俊介/The Syunsuke FUKUMITSU

http://www.thesyunsukefukumitsu.jp/

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The Syunsuke FUKUMITSU (@sukecycle) • Instagram photos and videos

 

ツール・ド・フランス第4ステージを終えて<選手達の無事を心から祈ります。>

ツール、開幕しましたね(∩´∀`)∩

はやいものでもう第4ステージまできています。

 

個人TTから始まり、昨日までの3ステージは各チームのスプリンターが熱い思いを持ってその1勝を狙ってペダルを踏み込んでいました!

 

ここまでにいくつか残念ニュースも入ってきています。

特に昨日の第4ステージのフィニッシュ地点間際での集団スプリントで落車が発生。

それによってふたつショッキングな情報が入ってまいりました。

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【1】マーク・カヴェンディッシュのリタイア

昨年のツール・ド・フランスでもステージ優勝を量産し、世界中のロードレースファンを沸かせてくれました。

今年も注目の選手としてあげられていたカヴェンディッシュは、昨日の落車の影響でリタイアとなってしまいました。

ただ、各選手トップスピードにのっていた中での落車で完全に下敷きとなってしまった状態で命に別状はなかったことだけは本当に本当に良かった。

また回復したら全世界の彼のファン、いやサイクルロードレースファンにまた元気な姿で豪快なスプリントを見せてくれるでしょう。

一刻も早い回復を祈っています!

 

【2】2016年ポイント賞 ペーター・サガン選手の失格処分

カヴェンディッシュ選手とのゴール前の接触の様子から、サガンUCIコミッセールの判断で失格に。日本の中でもファンの多い彼の失格は、大きな衝撃を与えたことでしょう。

どの競技でも審判のジャッジは絶対です。抗うことはできません。

ポイント賞6連覇なるか!?というところの今年だっただけに、サガン本人の心情は計り知れないものです。

過去にポイント賞6年連続獲得した選手がひとりだけ。1996年~2001年までの6年間ずっとマイヨ・ヴェール守り続けたエリック・ツァベル選手です。

サガンはその記録に並べたかもしれない。昨日のことがなければ、着々とスプリントポイントを稼いでパリで緑のジャージをまとっていたかもしれない。

ですが、今回の記録は「失格」です。彼もまた、次回以降のレースで圧倒的な強さを見せてほしい。世界チャンピオンですから。変に荒れたり、縮こまったりするような選手ではないと信じています!

 

 

さて、本日の本題ですが、(←まだ、書くのか)

「レースの安全性」について少し考えてみました。

ヨーロッパとはいえ、公道をつかう自転車ロードレースは、

レースを想定して作られた道ではないので、いくつもの危険が潜んでいたりします。

狭い道、急なカーブ、下り坂でのカーブ、そして天候。などなど。

これからのツールにも危険ポイントがいくつもあるでしょう。どうか、お気をつけて…

 

そしてもうひとつは、選手達の「思い」が危険を呼ぶこともあります。

特に昨日のようにゴール前では、選手達誰もが1位になろうと必死な状態です。

世界最高峰の選手達の本気がそこに集結してしまうわけですから、必然的に多少の接触、激しい位置取り、スプリンターにしか分からない危険がたくさんあると思います。

ただ、そんなリスクは十分承知の上で、スプリンター達は”勝利”を狙います。

だからこそ起こるドラマ、大の男達の涙、そして起こってはほしくない不運な事故。

その全てがツール・ド・フランスなんです。まったく予想できない展開が起こるときもあります。防ぎようのない事故が起こることもあります…

 

ただ、最後にこれだけは。

もう落車は見たくない。どうか選手達が23日パリまで無事走り切れますように―。