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J SPORTSサイクルブログ

国内最大4チャンネルのスポーツテレビ局J SPORTSのサイクルブログです。

ツール・ド・フランス2017 出場チームとワイルドカード選出の背景に迫る

こんにちは、サイクルライター/アナリストの福光俊介です、お久しぶりです。

ご挨拶が大変遅くなりましたが、今年もどうぞよろしくお願いします。

 

さて、オーストラリアで開催されたツアー・ダウンアンダーで2017年シーズンが幕を開けました。

それに続くように、年間3つのグランツールのうち、ジロ・デ・イタリアツール・ド・フランスの出場チームが決定し、主催者から発表されました。

シーズンを大きく盛り上げる3週間の戦い、とても楽しみですね。

 

今回は両レースのうち、1月26日に発表があったツールの出場チームについて触れてみたいと思います。

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© A.S.O.

 

まずは、決定した出場チームを。

2017年のUCIワールドチームを確認する意味も含めて、全チームを以下に記します。

 

UCIワールドチーム】

アージェードゥーゼール ラモンディアル(フランス)

アスタナ プロチーム(カザフスタン

バーレーンメリダバーレーン

BMCレーシングチーム(アメリカ)

ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)

キャノンデール・ドラパック プロフェッショナルサイクリングチーム(アメリカ)

エフデジ(フランス)

ロット・ソウダル(ベルギー)

モビスター チーム(スペイン)

オリカ・スコット(オーストラリア)

クイックステップフロアーズ(ベルギー)

チーム ディメンションデータ(南アフリカ

チーム カチューシャ・アルペシン(スイス)

チーム ロットNL・ユンボ(オランダ)

チーム スカイ(イギリス)

チーム サンウェブ(ドイツ)

レックセガフレード(アメリカ)

UAEアブダビUAE

 

UCIプロコンチネンタルチーム】※ワイルドカードでの選出

コフィディス ソリュシオンクレディ(フランス)

ディレクトエネルジー(フランス)

フォルトゥネオ・ヴィタルコンセプト(フランス)

ワンティ・グループゴーベル(ベルギー)

 

ツール・ド・フランス公式Webでの発表記事(英語)


出場権がはじめから保障されているUCIワールドチームの一方で、チーム決定の際に話題となるのが、主催者による選出(ワイルドカード)がなされるUCIプロコンチネンタルチーム。

近年同様、今回も4チームが選ばれましたが、とても興味深い構成となっています。

 

まず、コフィディス ソリュシオンクレディディレクトエネルジーフォルトゥネオ・ヴィタルコンセプトの3チームは、いずれも開催地フランスのチームであり、この数年はツールでも実績を残してきました。

コフィディスにはナセル・ブアニ(フランス)が、ディレクトエネルジーにはトマ・ヴォクレールブライアン・コカール(ともにフランス)といったスター選手が所属しており、フランス国内での人気や注目度という意味でも外せない存在です。

 

かたや、ワンティ・グループゴーベルの選出には、多くのファンや関係者が驚きを覚えたことでしょう。

これまでツールはおろか、グランツール自体に出場経験がありません。

 

チームは2008年に「ウィレムスベランダス」との名で発足。

当時は現在よりワンランク下にあたる、UCIコンチネンタルチームとして活動していました。

その後、アクセントジョブスなどスポンサー企業が変わっていき、2014年から現体制であるワンティ・グループゴーベルとなりました。

 

2011年にUCIプロコンチネンタルチームとなってからは、ベルギー企業がスポンサーを務めるチームであることも関係し、春に行われる北のクラシックやアルデンヌクラシックをメインターゲットとして戦ってきました。

昨年は、アルデンヌクラシックの1つであるアムステル・ゴールドレースで、エンリーコ・ガスパロット(イタリア、現バーレーンメリダ)が優勝するなど、トップシーンでの活躍も目に付くようになっていました。

 

実は、活躍の場が広がるとともに、チームはグランツール出場を目指してロビー活動にも力を注いでいたというのが、目下の評判でもありました。

昨年は実際にツール出場の候補にも名が挙がっており、あと一歩のところで落選したとヨーロッパでは報道されていました。

 

ツールを主催するA.S.O.(Amaury Sport Organisation/アモリ・スポル・オルガニザシオン)は例年、同大会の出場候補チームに他の主催大会への出場権も与えています。

今年でいくと、ツールに選出された4チーム以外に、フランスを拠点とするUCIプロコンチネンタルチームであるデルコ・マルセイユプロヴァンスKTMが、3月に開催されるパリ~ニース、6月に開催されるクリテリウム・ドゥ・ドーフィネに選出されています。

そのことからも、ツールのワイルドカード“4番目の椅子”は、ワンティ・グループゴーベルとデルコ・マルセイユプロヴァンスKTMが争ったと見ることが妥当でしょう。

 

デルコ・マルセイユプロヴァンスKTMは、かつて別府史之(トレックセガフレード)らが所属していたアマチュアチーム「ラポム・マルセイユ」の流れを汲み、2016年にUCIプロコンチネンタルチームとなりました。

アマチュアチームだった頃も含めると、チームの歴史は古く、多くのファンや関係者が知るチームでもありますが、現体制におけるUCIプロコンチネンタルチームとしては、今回のツール選出チームと比較すると一枚力が落ちるかな・・・というのが実情。

年々戦力を強化しているとはいえ、所属選手が18人と比較的小規模で、確たる実績を残している選手が少ない点も否めません。

 

A.S.O.が地元チームを優先する方針であれば、デルコ・マルセイユプロヴァンスKTMを選出していたかもしれませんが、今回は「3週間を戦う戦力を有する」あたりを最低限の条件としてワイルドカード4チームを選んだと見てもよいのではないでしょうか。

今回惜しくも落選したデルコ・マルセイユプロヴァンスKTMは、パリ~ニースやクリテリウム・ドゥ・ドーフィネ、その他大小あらゆるレースで戦えるチームであることを示し、レース関係者へのアピールを繰り返していく必要があるでしょう。

 

ツール2017出場チーム、そしてワイルドカード選出の背景について、いかがだったでしょうか。

シーズン開幕直後とあって、どのチーム・選手ともにこれから軌道に乗せていこうという段階ですが、「ロード・トゥ・ツール」はすでに始まっています。

チームの動向、選手の走りを今からチェックを重ねて、ツール本番への思いを馳せてみてください。

ツール・ド・フランス2017は、7月1~23日の日程で開催されます。

 

次回は、ジロ・デ・イタリア2017の出場チームとワイルドカード選出の背景に迫ってみたいと思います。

 

それではまた、近々お会いしましょう。

 

福光 俊介/The Syunsuke FUKUMITSU

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念願の!プロロードレースを舞台とした映画「疾風スプリンター」が2017年1月7日に公開です

みなさま、こんにちは。

サイクルロードレースシーズン突入をいまかいまかと待たれておりますでしょうか。

私たちも首を長くして待っている次第…。

 

そんな中、朗報が届きました!

年明け、2017年1月7日(土)にプロロードレースを舞台とした映画「疾風スプリンター」が全国公開になります!!

shippu-sprinter.espace-sarou.com

 

試写会にお邪魔させて頂きましたが、ひとこと。

“あっという間の125分間”でした。

 

125分間にサイクルロードレースの全てを詰め込むことは難しいですが、なんだかここを見てほしいっ!ていうロードレースの要所要所をぎゅぎゅっと詰め込んで、濃縮150%な勢いですごい展開の映画でした…!(※個人的感想)

もちろんフィクションなので、実際はそんなことない!とかいうシーンがあったりするかもしれませんが、少し大げさに描かれていたり、ロードレースとは別の素敵な要素が入っていたりと、色々なシーンが組み込まれていてそれらが合わさってすっと入ってくるそんな映画だからこそあっという間に感じました!(^^)!

J SPORTSでは、2017シーズン本格的に放送を開始するのが2月を予定しているので…(すみません!)、1月はこの映画で皆様のサイクルロードレース熱を2月・3月に向けて温めておいて頂くのはいかがでしょうか?

そして、早めに温まったところでJ SPORTSの2016シーズン一挙放送を見て頂くのもご一興(=^・・^=)★☆

www.jsports.co.jp

 

 

余談にはなりますが…、

映画やドラマでロードレースの迫力を表現することがどれだけ難しかったか…職業柄(?)制作サイドの気持ちになって考えてみたりもします…。

ロードバイクの乗り方、ペダリングの仕方、ギアチェンジの方法、サドルの高さは適切か…などなど、数えだすときりがないくらい、ロードレースの作品を作り上げることはハードルがたっくさんあるのです。

そして実際のレースシーン、公道を使うとか、ロードバイクを何台調達するとか、エキストラの方へ乗り方を指導したりとか…、もう気にかけなければいけない事が山ほどあり、さぞかし大変だっただろうな…と。(何目線←)

 

それでも作り上げたこの作品。映画「疾風スプリンター」。

是非ロードレースにまだ触れたことが無い方でもお楽しみ頂けるかと思いますので、皆様ロードレースに無関心だったお友達もお誘いあわせの上、映画館へLet's goしちゃってください)^o^(☆

 

映画史上、最大迫力。

プロ・ロードレースを舞台に繰り広げられる男たちのドラマ。

究極のスピード、興奮、感動を全身で体感せよ!

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どうぞ、お楽しみに(*^_^*)

2016シーズンを一気にふり返る年末年始はいかがですか?

みなさま、ご無沙汰しております。

はやいもので、2016年が終盤を迎えております。

 

そして、サイクルロードレースシーズンもすっかりお休みモード。

…ですが!!!

当社の放送番組カンチェラーラ引退特別番組「2007 ツール・ド・フランス 第3ステージ ワレゲム ~ コンピエーニュ」を、12/30(金)午後2:30~J SPORTS 4にて放送しますので、シーズンはお休みでも視聴はお休みさせません!(笑)

さらに、2016シーズンのグランツールを一挙放送を実施中!カンチェラーラの引退シーズンではありましたが、他の選手、そしてレースそれぞれに見どころもりだくさんの内容だったことをこちらをご覧になり、思い出されてはいかがでしょうか₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾ ?

www.jsports.co.jp

 

そして、忘れてはいけないJ SPORTSサイクルロードレース番組。

そう、「我らワールド」です。なんと2016年に放送した#1~#6を一挙再放送!名解説栗村氏の予想的中率は果たして―!?

www.jsports.co.jp

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さらにさらに、
【三が日は無料でツール三昧!】ということで、

お正月の3日間、2017/1/1-1/3まで、ツール関連下記3番組を無料放送でお届けいたします。(※一部無料の対象外の地域がございますので、ご注意下さい)

(1)旅する自転車レース「ツール・ド・フランス」 ~絶景で振り返る103回大会~

放送予定:2017年1月1日午後 8:00~ J SPORTS 4

(2)ツール・ド・フランス 第1ステージ
モン=サン=ミシェル ~ ユタ・ビーチ サント=マリー=デュ=モン

放送予定:2017年1月2日 午後 2:00~ J SPORTS 4

(3)ツール・ド・フランス 第2ステージ
サン=ロー ~ シェルブール=オクトヴィル

放送予定:2017年1月3日 午後3:30~ J SPORTS 4

 

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www.jsports.co.jp

 

そして、たっぷり2016シーズンを復習して頂いたあとは、

さて、2017シーズンイン。

新しいチームが増えたり、チームの名前が変わったり(スポンサー変更)、あれ?この選手このチームだったっけ?現象が発生したり…、と何かと慌ただしい開幕シーズンが、なんともうすぐそこまできています。

 

UCIワールドツアーは、真夏のオーストラリア「ツアー・ダウンアンダー」(2017/1/17-22)にて幕開けです。J SPORTSでは例年通り、2月にハイライトで放送をさせて頂きますが、世界王者ペーター・サガン選手もボーラ・ハンスグローエ移籍後初の開幕戦を飾る予定です。

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©Yuzuru SUNADA

 

シーズン初めの大会なので、選手のコンディションも様々だとは思われますが、豪華選手陣が揃いそうな予感です。

 

(…真夏…の……オーストラリア。……暑そう・゚・(。✖д✖。)・゚・)

 

ぜひ、2017シーズンの初戦からJ SPORTSサイクルロードレース中継にお付き合いくださいませ。

 

少しばかり気が早い気もしますが、

皆さま本年も1年間、大変お世話になりました。

良いお年をお迎えくださいませヽ(•̀ω•́ )ゝ✧

 

J SPORTSサイクル部 一同

 

 

 

 

 

 

もう1つのブエルタ・ア・エスパーニャ-マドリードチャレンジ・バイ・ラ・ブエルタ-

こんにちは、サイクルライター/アナリストの福光俊介です、お久しぶりです。

 

今年最後のグランツールブエルタ・ア・エスパーニャが大熱狂のうちに終了しました。

今回も素晴らしい戦いでしたね。

ツール・ド・フランスでの体調不良を克服し、万全の調子で3週間を戦ったナイロアレクサンデル・キンタナの強さが際立ちましたが、彼を支えた8人のアシストの働きも見事でした。

ここぞというところで、しっかりと決め、さらにはライバルの動きを読みきったキンタナは、今年のマイヨロホにふさわしい王者といえるでしょう。

総合2位のクリストファー・フルームも、負けてなお強しといった印象。

ツール、リオデジャネイロ五輪、そしてブエルタと、連戦となりながらも戦い抜いた姿勢は、彼の野望でもある「ダブル・ツール」への第一歩となったことでしょう。

 

さて、別府史之新城幸也、両日本人選手の参戦もあって例年にも増して注目度の高かったブエルタですが、もう1つスペイン・マドリードを舞台にブエルタの名を冠したレースがあるのはご存知でしょうか?

 

その名も、マドリードチャレンジ・バイ・ラ・ブエルタ

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これは昨年からブエルタ最終日に、マドリード市街地の周回コースを使って行われる女子レース。

ツールでは最終日にパリ・シャンゼリゼ通りの周回コースで、女子レース「ラ・コルス・バイ・ル・ツール・ド・フランス」が行われていますが、それに倣ってブエルタでも女子選手が主役となるレースが行われています。

 

マドリードチャレンジ、ラ・コルス両レースに共通するのは、主催者がブエルタ、ツールと同じA.S.O(Amaury Sport Organisation/アモリ・スポル・オルガニザシオン)であること。

そして、将来的な“ウィメンズ・ブエルタ”“ウィメンズ・ツール”の開催を目指していること。

つまりは、「“ウィメンズ・グランツール”の実現」を視野に入れており、マドリードチャレンジとラ・コルスはそのための試験的な意味合いを持つレースであります。

 

ともに、今シーズンからUCI(国際自転車競技連合)によって始まった「UCIウィメンズ・ワールドツアー」の1つに組み込まれており、女子ロードの世界においては主要レースの1つとされています。

 

マドリードチャレンジ、今回は1周5.8kmを15周回する87kmで争われました。

レースの模様は、以下のハイライト動画からどうぞ。


Best of - Madrid Challenge 2016

 

第2回大会の優勝は、ウィグル・ホンダのスプリンター、ヨリエン・ドーレ(ベルギー)。

リオ五輪では、トラック・オムニアムで銅メダルを獲得した実力者でもあります。

 

また、今回は日本のエースでもある與那嶺恵理がポワトゥー-シャラント・フュテュホスコープ・86(フランス)の一員として出場。

58位でのフィニッシュでしたが、中間スプリントにも参戦し、ポイント賞争いでも7位に入っています。

與那嶺は7月には女子最高峰のレースである「ジロ・ローザ」にも出場しており、まだまだ男子と同列に扱うことは難しい面はありますが、ジロとブエルタ2つのグランツールに臨んだと見ることもできます。

 

マドリードチャレンジにせよ、ラ・コルスにせよ、まだまだ課題も多く、ひいては女子ロードレース界全体でもさまざま改善点があるわけですが、こうして大きなレースを開催し、成功につなげていくことが今後の発展に導いていく最短距離だといえます。

これらのレースが目指す、将来的なウィメンズ・グランツールの実現、そして女子レースのさらなるメジャー化に向け、一歩一歩前進してほしいと望みます。

 

少々脱線しますが、ボディウムガールならぬ“ポディウムボーイ”が選手を祝福するのも粋ですよね!

女子レースに華を添える役割として、ぜひとも続けてほしいものです。l

 

どうかみなさんも、女子選手の活躍に引き続きご注目ください。

 

それではまた、近々お会いしましょう。

 

福光 俊介/The Syunsuke FUKUMITSU

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別府選手、ブエルタ第18ステージ敢闘賞獲得おめでとう∩(´∀`)∩☆

みなさま、こんばんは。
しばらくご無沙汰しておりすみません。

さてさてさて、嬉しいニュースが飛び込んできましたね( ^ω^ )☆

別府史之選手のブエルタ第18ステージ敢闘賞獲得!日本人では、ブエルタでの敢闘賞獲得は初めての快挙です!本当におめでとうございます(o^∇^o)ノ
残り約10kmのところまで逃げ集団にのり、熱いレースを繰り広げてくれました(*^◯^*)
今日を含め残る3ステージもファイトですっ☆

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©Yuzuru SUNADA

 

総合優勝争いも白熱化しておりますね。
現在マイヨ・ロホを着用中のキンタナが少しばかり余裕がある感じもありますが、
タイム差は3分30秒ほどの位置にフルーム、チャベスコンタドールとまあ素晴らしき豪華勢が追いかける展開ヽ(*^^*)ノ

栗村さんお墨付きのいちばん面白いグランツールならではの展開です。
マドリードで真紅ジャージを身にまとうのは誰か(●´ڡ`●)
あともう少し寝不足の日々をお付き合いくださいませ★ミ


気は少し早いかもしれないですが、
ブエルタが幕を閉じると、10月は国内サイクルロードレース最盛期に入ります。

10/22・23宇都宮でのジャパンカップに引き続き、
10/29のさいたまクリテリウム今年も昨年同様J:COM presentsですっヽ(^◇^*)/ ワーイ

 

J SPORTSでは、例年通り
ジャパンカップ クリテリウムは生中継、
ロードレースは1週間後に録画放送、

さいたまクリテリウムは生中継でお届け致します。

 

www.jsports.co.jp

 


そして、ここでひとつ皆様にお願いです。
今年のツール・ド・フランス
忘れられないフルームのランニングシーン。
ありましたよね?

 

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©Yuzuru SUNADA


ジャパンカップ、さいたまクリテリウムと日本でのレースが続きますが、
日本の“プロ観客”の皆様の姿も、TVの放送波を通じてお届けさせて下さい!

宇都宮の古賀志林道。結構狭いです!
そんな中選手はすごいスピードで駆け抜けていきます。
どんなに素晴らしいレース展開であっても観客マナーひとつで
残念な結果に終わってしまうこともあるのだということを今年のツールで
皆様ご覧頂いたかと思います。


日本の皆様の観戦方法はまさしく“プロ観客”だと思いますし、
世界一といっても過言ではないほど、素晴らしいほどに観戦マナーを守ってくださっていることを知っている上で、改めてお伝えさせて頂きました。

 

怪我などされては、せっかくのサイクルロードレース観戦が台無しです。
ぜひ、安全にも気を付けて、選手達をめいっぱい応援して素敵なサイクルウィークをお過ごしください)^o^(

 

さて、長くなっておりますが、最後にひとつだけ。
なんと!J SPORTSゆるキャラ登場しました(*^_^*)

 

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 J SPORTSオフィシャルキャラクター
    ビクトリ ピクトリ

 

プロフィール紹介ページもあるので、
ぜひ、名前を覚えて頂けると嬉しいです♪

<ビクトリ ピクトリ プロフィールページ>

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それでは、まずは残り3ステージ分のブエルタ、どうぞお付き合いくださいませ!

今夜の放送は、午後10:00~ J SPORTS 4でお届けいたします('-'*)(,_,*)('-'*)(,_,*)

こわいぞタイムカット。。。

ブエルタ・ア・エスパーニャでは熱戦が続いております。

 

7月のツールではついぞ見ることができなかった、キンタナ、フルーム、そしてコンタドールの鍔迫り合い。昨日の第15ステージ、アラモン・フォルミガルの山頂ゴールでは、分断をきっかけに孤立したフルーム選手が大きくタイムを失いました。

 

ブエルタ・ア・エスパーニャ2016 第15ステージ レースレポート : コラム | J SPORTS

(宮本あさかさんによるレポートはこちら!)

 

昨日のステージで大きな話題となったのが、なんと93人もの選手が、制限時間(優勝者のタイムと平均時速から算出され、昨日の場合は31分24秒がタイム・リミット)をオーバーしたこと。この日の出走164選手の半分以上にタイムアウトの可能性があった訳です。

 

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なにかというとUCI競技規則をひっぱりだしたくなるわたくしでありますが、フィニッシュの時間制限について、UCI規則にはこうあります。

 

『フィニッシュの時間制限』

フィニッシュの時間制限は、ステージの性格に合わせて各大会特別規則において定める。

予測不可能で、かつ不可抗力である例外的な場合においてのみ、コミセール・パネルは、主催者との協議後、フィニッシュ制限時間を延長できる。

時間制限を越えた競技者に、チーフ込みセールによって第2のチャンスが与えられた場合に、彼らはこの順位において得点合計が負になるとしても、当該ステージにおける勝者に与えられたと投下のポイントが、彼らの個人総合ポイント順位から差し引かれる。

UCI競技規則 2.6.032 JCF公式ウェブサイト UCI競技規則 日本語訳より)

 

つまり、制限時間は、たとえばブエルタならブエルタ、ツールならツールの『大会レース規則』に定められた方法で算出されるのであります。

 

グランツールの各ステージごとに、制限時間が設定されます。まずはレース規則でそのステージにどのCoefficient(係数)が割り当てられているかを確認し、それから、ステージ優勝者の平均時速を計算します。それは、平均時速によって、下の"X"の部分が変わるからなのです。

 

制限時間 = 優勝者の完走時間 + 優勝者の完走時間の "X" %

ブエルタの今大会のレース規則からの数字を、後ほどこちらに追記させていただきます <(_ _)> )

 

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以前は、ステージ出走人数の20%以上の選手が制限時間内に完走できなかった場合には、コミッセールは主催者との協議の上、制限時間を延長できる、という救済規則があったようです。が、手元にあるレース・レギュレーション・ブックで確認できた限りですが、たとえば2013年の大会レース規則には、この『20%以上』ルールはもう見当たりません。(ちなみに昨日の93人はステージ出走人数の57%になります)

 

それでも、グランツールの山岳ステージなどで、グルペット隊長やお世話係の監督がタイムカット時間の計算を間違ったとか、あるいはペース配分がうまくいかずペースアップが間に合わなかった、などでまとまった人数の選手が制限時間オーバーとなった場合には、審判団と主催者の判断で救済措置が適用されることがほとんど、という印象があります。

 

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グルペットまとめ役を務めるアダム・ハンセン選手も、「タイムカットがいよいよ危ういときには、グルペットの人数を増やすことがある」、つまり、チーム監督たちも協力し合い、少し前を行くグループを下がらせるなどしてグルペットの人数を多くし、救済措置が適用されやすいようにする、と言っていたことがあるので、原則的には「みんなで遅れれば(それほど)こわくない(かもしれない)・・・」なのかもしれませんが、救済措置が適用されずにたくさんの選手が失格になってしまったステージってあるんだろうか・・・と確認してみたところ、

 

2003年 ジロ・デ・イタリア 第18ステージ

チマコッピが登場したキアナーレへの175km、なんと34人が制限時間オーバーで失格。運よくタイムアウトをまぬがれた選手の述懐によれば、その翌日は

 

◎ サインインもガラガラ、ヴィラージュでコーヒーを待たなくて良くなった

◎ たった1人になってしまった選手は、食卓もひっそり1人、チームバスも大型トレーラーも大部分のスタッフも帰り、キャンパーヴァンにドライバー1人、メカニック1人、マッサー1人が帯同するのみ

◎ 他にも2人、4人だけのチームがあり、6、7人いるのは4チームのみ

 

ちなみにこの日(第19ステージ)はペーター・サガンのエージェント(代理人)、ジョヴァンニ・ロンバルディがステージ優勝しております。タイムカットに間に合ったのですね。。。(←ぺ様ペタッキは間に合わなかった。。。)

 

いずれにせよ、とにかくやはりこわいぞタイムカット・・・なのでありました。

 

寺尾真紀 @ 京都

Maki Terao (@makiterao) | Twitter

寺尾 真紀のコラム一覧 : コラム | J SPORTS

 

 

 

 

 

 

 

 

ツール・ド・ラヴニール、将来のグランツール覇者を探せ!

こんにちは、宮本あさか@Tignesです。
ブエルタ・ア・エスパーニャではなく……、ツール・ド・ラヴニールの取材現場に来ています。だって「アンダー23版ツール・ド・フランス」と呼ばれる、ハイレベルな8日間のステージレースに、日本代表が出場しているんですから!!

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(レース前のプレゼンテーションにて。左から小林海、小橋勇利、秋田拓磨、雨澤毅明、石上優大、小野寺玲。Photo: jeep.vidon)

ラヴニール=l'avenirとは、フランス語で「将来」という意味。つまり、若手選手たちの登竜門的な大会と位置づけられています。かつてグレッグ・レモンやミケル・インドゥラインも勝ち取ったこの大会は、2006年までは25歳以下の選手を対象としていましたが、2007年からは厳密なる「U23大会」となりました。

……それで、どれくらい重要なのかって?

近年の優勝者・受賞者リストをざっと眺めてみるだけでも、このレースの凄さをきっとお分かりいただけるに違いありません。

2010年
ナイロ・キンタナ総合優勝←2014年ジロ総合覇者、ツール表彰台3回
ジョン・デゲンコルプ区間2勝←2015年ミラノ~サンレモ、パリ~ルーベ覇者

2011年
エステバン・チャベス総合優勝←今年のジロ総合2位
ロマン・バルデ区間1勝&ポイント賞←今年のツール総合2位

2012年
ワレン・バルギル総合優勝←ブエルタ区間2勝

2013年
ルーベン・フェルナンデス総合優勝←今年のブエルタでマイヨ・ロホ着用
アダム・イェーツ総合2位←今年のツールで新人賞
サイモン・イェーツ区間2勝←今年のブエルタ区間優勝

2014年
ミケルアンヘル・ロペス←今年のツール・ド・スイス総合覇者

ちなみに去年の総合覇者マルク・ソレール(モヴィスター所属)は、今年、ルート・デュ・シュドで区間1勝+総合2位という好成績を上げています。来年か、再来年の今頃には、グランツールで活躍する大物選手に進化しているはず……。


さて、気になる今年の「将来の大物」は?

今のところは、第5ステージで山頂フィニッシュを制し、第6ステージでマイヨ・ジョーヌを手にしたコロンビア代表のジョン・ロドリゲス選手が、未知なる大物ヒルクライマーとして旋風を巻き起こしています。

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(本人的にはパンチャー・クライマータイプらしいロドリゲス選手は、1996年10月生まれの19歳!photo: jeep.vidon)


そうそう、すでにワールドツアー所属選手(Ag2rのニコ・デンツとか)や、来季のプロ入りが決まっている選手(スカイと契約を交わした英国のタオ・ゲオゲガンハートとか)も数多く参戦しているんですよ。それでも、とんでもない「掘り出し物」を見つけようと、エティックスのスカウトマンやら、アンドローニジョカットリのGMやらが、目を光らせています……!

 

宮本あさか@Tignes