J SPORTSサイクルブログ

国内最大4チャンネルのスポーツテレビ局J SPORTSのサイクルブログです。

ツール・ド・フランス2016 いよいよ開幕! “推しメン”を全力で応援しよう! 

こんにちは、サイクルライター/アナリストの福光俊介です。

このたび、J SPORTSサイクルブログの執筆陣に加わることになりました。

どうぞよろしくお願いします!

 

今回のタイトルにもある通り、ツール・ド・フランスについて書きたいところですが・・・、初投稿ということでまずは自己紹介を少々しておきましょう。

2012年のツールでサイクルライターとしてデビューしたので、ちょうど5年目を迎えようかというところです。

J SPORTS Webのサイクルロードレースページへは、昨シーズンから寄稿しています。

ジャパンカップクリテリウムツール・ド・フランス さいたまクリテリウムなどのプレビュー記事の執筆を担当しました。

国内外のレースプレビューや取材・レポート、選手インタビュー、データ分析など、レースに直接かかわる部分を得意としています。

 

また、今シーズンからはUCIコンチネンタルチームとして登録している国内チーム「キナンサイクリングチーム」のメディアオフィサーを務めています。

メディアオフィサーとは、主にチームの広報として、レースレポートの執筆やプレスリリースの執筆・作成、選手のメディア対応コントロールなどを行っています。

 

ですので、今後このブログでは国内外のあらゆるレースの話題をお届けできると思っています。

特に、J SPORTSではUCIワールドツアーはもとより、国内リーグであるJプロツアーの情報発信にも力を入れていますので、それらと上手くリンクできるよう、レース現場で見たものや感じたこと、勝負を決定付けたポイントなどに触れていきたいです。

 

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さて、前置きが長くなってしまいました…本題に移りましょう。

ツール・ド・フランス2016、現地時間の今日6月30日に開幕です。

ツールですよ、ツール!

ツールが開幕するんですよ!!

ワクワクしますね!

 

まずは、チームプレゼンテーションが開かれます。

出場全22チームから、チーム内競争を勝ち抜いた各9人、総勢198選手がステージに登壇します。

J SPORTSでは、6月30日深夜1時から2時間半にわたって生中継されます。

レースを待ちわびる選手たちの表情、しっかりとチェックしておきましょう!

 

7月2日からはいよいよレースがスタート。

カトリックの巡礼地であるモン・サン・ミシェルグランデパール(開幕地)となります。

 

今大会の焦点としては、クリス・フルーム(イギリス、チーム スカイ)が2年連続3回目の総合優勝なるかがまず1つ。

6月に行われたツール前哨戦のクリテリウム・ドゥ・ドーフィネでの戦いを見るに、総合系ライダーの中では一歩リードしている印象です。

そこにナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム)アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ)らがどう立ち向かうかに注目が集まります。

フルームの山岳での登板力、個人タイムトライアルでの走力からして、正面からぶつかっていって彼に勝るというのは、相当難しいと思います。

そんな中で、キンタナやコンタドール、さらにはリッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチームロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼール ラモンディアル)といった実力派オールラウンダーたちが、それぞれどんな工夫を凝らしてフルーム撃破を試みるのかも見もの。

 

ポイント賞のマイヨヴェール争いでは、ペテル・サガンスロバキア、ティンコフ)が5連覇なるかも楽しみの1つ。

平坦ステージのポイント配分が高く、さらに中間スプリントでのポイント比重も高い現行のレギュレーションでは、ゴールスプリントで確実に上位に入り、加えて上りや逃げでも力を発揮するサガンは圧倒的に有利。

スピードに勝るピュアスプリンターたちの多くが、ステージ優勝狙いに集中しているあたりも、サガンにとっては追い風に働いているといえます。

 

…と、解説を少々してみましたが、何より、好きな選手・チームを純粋に応援することが、ツールを楽しむには一番。

ぜひ“推しメン”をみなさんなりに見つけて、精一杯応援してあげてください。

 

私からも注目している選手を2人挙げておきます。

 

f:id:jsports_cycle:20160630033447j:plain© Etixx - Quick-Step / Tim de Waele

ジュリアン・アラフィリップ(フランス、エティックス・クイックステップ

昨年のラ・フレーシュ・ワロンヌ、リエージュ~バストーニュ~リエージュでともに2位とブレイクすると、今年もワロンヌ2位と活躍。

さらには、ツアー・オブ・カリフォルニア総合優勝、ドーフィネ総合6位と、ステージレースにも適応力を発揮。

ツールは初出場ですが、3週間しっかり走りきることができれば、ヤングライダー賞のマイヨブラン獲得の最右翼になるのではないかと思って見ています(現在24歳)。

 

f:id:jsports_cycle:20160630032850j:plain©Team Dimension Data

マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)

いわずと知れた、プロトンきってのピュアスプリンター。

数々の栄光を手にしてきた彼ですが、実はマイヨジョーヌには一度も袖を通したことがありません。

彼の夢は、五輪での金メダルとツールのマイヨジョーヌ着用。

スプリンターが主役となるであろう、第1ステージを制すれば、悲願達成となります。

最近は強力スプリンターが増え、少々押され気味ではありますが、ここは彼の奮起に期待。

 

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そんなわけで、ついツール開幕に沸き立って初投稿から盛りだくさんの内容となってしまいました(笑)

みなさんの“推しメン”も、よかったら教えてくださいね。

 

f:id:jsports_cycle:20160630041241p:plain

それと、J SPORTS Web内ツール・ド・フランスページにて、ツール開幕に合わせてアップされた「サイクルロードレース相関図」の監修を担当しました。

ツール出場が決まった選手を中心に、選手同士を結び付けている要因・要素をあらゆる形で紹介しています。
心温まるエピソードから、クスッと笑えるネタ、そしてあの選手とあの選手との確執まで…、トップシーンのプロトンの中で起こっている出来事を分かりやすくまとめております。
ツール出場選手の人となりを知る意味で、きっと楽しく予習ができると思います。

その中から、“推しメン”を見つける、なんてのもアリですね。

 

このツール期間中、私は日本に残ってレースレポートやデータ分析を行いますが、並行してシーズン後半戦の海外取材スケジュールを練ろうかというところでもあります。

ツールの熱気に刺激を受けつつ、その先のレースにも思いを馳せるとします。

 

それではまた、近々お会いしましょう。

 

福光 俊介/The Syunsuke FUKUMITSU

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